2010年07月20日

イメージングとウオーミングアップ

 近年スポーツにおけるイメージングの重要性は誰もが知るところですが、なかでもウオーミングアップ時のイメージングは、運動に必要な身体機能の活性化に非常に有効です。
 つまり、ゆっくりした動きの中で行うイメージングは、脳が身体の状態を感じ取りやすくなり、徐々に速い動きに変化するにつれ、身体機能は非常に活性化し、脂肪が燃えやすくなり、エネルギーの供給がスムーズになるのです。
 ウオーミングアップ中のイメージングは少し難しいと感じるかもしれませんが、繰り返し練習することでスムーズな運動機能の取得と脂肪の燃焼効率アップが望めます。
 ここでイメージングについて少し専門的なお話をします。私達人間は、座ったり安静にしているときには、半分以上の血液が腎臓などの内臓や脳に流れています。運動を開始すると、筋肉に流れる血液がふえ始めます。ところが運動をしなくてもイメージ上で運動をリハーサルするだけで同様の効果が起こるのです。つまりイメージングとウオーミングアップを上手に行うと、脳は優先的に筋肉へ血液が流れるようにします。つまり内臓への血液の流れをスムーズに筋肉への流れに変え徐々にその流れを増加させます。
 ところが、いきなり激しい運動から始めた場合、筋肉では大量の血液が必要となり、内臓や脳と血液の奪い合いになり、まず、これでは運動に必要な酸素が不足することになります。
 これは内臓や脳にとって大きなストレスとなります。ですから脳は身体に対して、運動前の血液の流れになるように「運動をやめろ」というサインを出します。運動開始後、横腹が痛むのは内臓からのサインであり、目まいがするのは脳からのサインなのです。そのうえ、エアロビック筋の毛細血管は安静時には閉じられて血液が流れていません。
 ですから、まずイメージ上でウオーミングアップをします。そして実際のウオーミングアップをゆっくり始めるとよいのです。そうすれば一つ一つのエアロビック筋の細胞からの血流を促すサインが強く出され、安静時には閉じられているエアロビック筋の中の毛細血管に、血液の流れを徐々にふやし、より多くのエアロビック筋を運動に動員できるようになるのです。
 またエアロビック筋の中で、脂肪分を燃やす働きを促進する酵素や、運動により発生した乳酸を分解する酵素は、筋肉内部の温度がある程度高くならないとうまく働きません。エアロビック筋内のある限られた細胞の温度を上げるのではなく、隅々の筋繊維の温度を上げるには、心臓から温かい血液を隅々の毛細血管まで循環させるような、適切なウオーミングアップが必要です。ウオーミングアップをせずにいきなりストレッチングをしたりすると、かえって不調をまねいたりするのはこれらのことが原因です。
 ですから、運動前のイメージングとウオーミングアップに一五分間くらいかけます。そして最初は、ゆっくり軽い筋肉の動きから始めて、徐々にペースを上げていきます。ウオーミングアップの長さは、体調、季節によって変化させるとよいでしょう。体調の優れないときはイメージングとウオーミングアップの時間を長めにとり、身体の反応に気をつけましょう。たいていの身体不調は、十分に長いイメージングとウオーミングアップを行うことで消えていきます。



シャルル・ドゥワサロン http://www.charlesdoi.co.jp
posted by T.Doi at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イメージダイエット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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